自然災害は,いつ起こるか分かりません。災害が発生してから,災害の準備はできませんし,避難場所を知らなければ,速やかに避難することもできません。
事前に自分の家の危険度を理解し,備蓄物品などの準備や避難場所の確認を行い,災害に備えましょう。
まず自分の家がどのような災害の被害に受けやすいかを調べましょう。
家の近くに山や河川があるかどうかによって危険度は変わってきます。
災害(水害,土砂災害,地震)ごとに想定される被害を確認しましょう。
「水害ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」「地震ハザードマップ」で確認できます。
水害ハザートマップとは,洪水予報河川及び水位周知河川の河川管理者が作成した洪水浸水想定区域に,指定緊急避難場所やその他洪水時の適切な避難を確保するために必要な事項等を記載した地図です。
その地図で自分の家がどの河川の被害を受けるのか,どのくらいの被害(何m浸水するのか)を受けるのかを確認しましょう。
地図の裏面には,水害に関する情報(避難行動や避難の種類)などが記載されています。
土砂災害ハザートマップとは,土砂災害防止法(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)に基づき,都道府県による指定を受けた土砂災害警戒区域(イエローゾーン),土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を地図上に表示したもので,日ごろから土砂災害のおそれのある場所や避難場所などを確認し,災害時の避難行動に役立てていただくことを目的としています。
その地図で自分の家が土砂災害の被害を受ける位置に建っているかどうかを確認しましょう。
学区ごとに作成しており,地図面と情報面があります。
情報面には,土砂災害に関する情報(避難行動等)などが記載されています。
地震ハザートマップとは、京都市が令和5年3月に策定した「京都市第4次地震被害想定」に基づき、地震による被害を示したものです。
その地図で自分の家がどのくらいの震度か(どのくらい揺れるのか)を確認しましょう。
地図の裏面には、地震に関する情報(地震発生時の行動や事前対策)などが記載されています。