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地震の備えは日頃から

  • [2023年5月1日]
  • ID:192

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自宅の対策に取り組みましょう

 地震の時にどう行動するか。それは地震の揺れによって変わってきます。
 一般的に震度6弱で立っていることが困難になり、震度6強では這わないと動けないほどの揺れになります。

 また、地震の時にいる場所によっても変わってきますが、どういった場合でも上から落ちてくるものから身を守ることが重要です。
 「体を低くする」「体を丸めてその場にしゃがみ込む」「頭を保護する」という行動が基本ですが、外で建物のそばにいるときは、這ってでも建物から離れなければならないこともあります。
 地震の揺れは長くて3分、この時間帯を生き抜くことがまず必要になります。
 少なくとも、自宅は事前に対策をとることができます。
 「地震の時は何もできない」ということを前提に、自宅の対策に取り組みましょう。

建物の耐震化を進めましょう

 大地震による被害を最小限に抑え、あなたとあなたの家族の生命と財産を守るため、建物の耐震化を進めましょう。

昭和56年以前に建てられた建築物が、特に大きな被害を受けました

 平成7年の阪神・淡路大震災では、多くの尊い命が奪われましたが、その約90%は、住宅の倒壊、家具の転倒などによる圧迫死であったと言われています。
 大きな被害を受けた建築物の多くは、建築基準法の耐震基準が大幅に改正された昭和56年5月以前に着工された、現行の耐震基準に適合しない建築物でした。

このような建築物は、特に注意!!

 ・昭和56年以前に建てられた建築物

 ・平面形状のバランスが悪い建築物(L字型、コの字型、極端に細長いなど)

 ・断面形状のバランスが悪い建築物(1階が柱だけで壁がない、上下階で柱や壁の位置が大きくずれているなど)

 ・建築物の管理や修繕が不十分で経年劣化が著しい建築物

家具の転倒や落下物の防止対策を行いましょう

 地震によるけがを防止するため、各家庭において家具の転倒や落下物の防止対策を行うことが大変重要です。

家具の転倒防止

 地震で家具が倒れると、下敷きとなってけがをしたり、逃げ道をふさがれてしまう可能性があります。
 家具の配置を工夫したり、金具や突っ張り棒、隙間埋め収納ユニットなどで転倒しないような対策をしましょう。

外壁・窓ガラスの落下防止

 地震で建築物の外壁タイルが落下したり、窓ガラスが割れたりすると、室内にいる人や道路を歩いている人を傷つける可能性が高くなります。
 劣化した外壁タイルの補修や、破損の危険性の高い窓(※)を割れにくいガラスに取り換えたり、ガラス面に飛散防止フィルムを張るなどの対策をしましょう。
 ※破損の可能性の高い窓とは、開閉できない窓、長く連続した窓、サッシが古くなった窓、腰壁が低い窓などです。

ブロック塀の地震対策

 地震でブロック塀が倒れると、道路を歩いている人が下敷きになって、死傷者が出る可能性があります。
 日常的に風雨にさらされているブロック塀は、老朽化が進むと、倒壊しやすくなる恐れがあります。
 日頃から点検して、異常があるときには、転倒防止対策や補修を行いましょう。また、ブロック塀を撤去して生垣などに変更することも有効です。

補修などの日常的な維持管理

 建築物の維持管理を日常的にきちんと行うことは、地震時の被害を軽減するとともに、思わぬ事故を防いだり、建築物の寿命を延ばすことにつながります。

 日頃から点検を怠らず、異常があるときは、早急に補修・改修をしておきましょう。

防災対策は身の回りの整理整頓から

 上の写真は地震で足の踏み場もなくなった部屋の様子です。この中にいたとするとただではすみません。
 さらに、この状態では避難もままなりません。部屋の整理整頓は防災対策の基本となります。生活空間はできるだけシンプルにしておきましょう
 また、頭より高い位置に重たいものを置かない、背の高い家具は固定するようにしましょう。

まず、寝室の防災対策から実践してみましょう

 平成7年の阪神・淡路大震災は、夜明け前の5時45分に発生しました。多くの人はまだ寝ていて、多くの人が何もできないまま家具などの下敷きになりました。
 人は寝ているときに最も無防備な状態にあります。また、寝室は人生で最も長い時間を過ごす部屋です。寝室の対策は、一番効果が高いものになります。
 「防災対策って何をやったらいいの?」とお悩みの方は、最初に寝室の防災対策から手をつけてみましょう。
 まず、いつも寝ている場所に座って、周りを見渡してみてください。自分のほうに倒れてきそうなものはありませんか?
 そういったものをまず固定します。部屋の広さに余裕があれば、寝ているところに倒れてこない方向に向きを変えるだけでも効果があります。

 基本はやはり「寝室にはなるべく物を置かない」ということです。
 耐震性に不安のある家にお住いの場合は、建物の倒壊を考えると、1階よりも2階で寝るほうがいいでしょう。
 寝ているときに地震が起きて停電すれば、周りは真っ暗です。ただですら何が起きたか理解できない中で、照明がつかなければパニックに陥りかねません。
 枕元には必ず非常灯を用意しておきましょう。
 また、暗い中を手探りで避難するときのために、履物や軍手なども用意しておきましょう。

 さらに、寝室の窓には厚手のカーテンをかけて、寝るときには必ずカーテンを引いて寝るようにします。万が一窓ガラスが割れたとき、ガラス片が飛び散ることを防ぐことができます。

備蓄のすすめ

 自らの身の安全は自ら守るのが防災の基本です。
 3日分以上(7日分以上が望ましい。)の飲料水、食料及び生活必需品を備蓄しておきましょう。

 備蓄についての詳細はこちら(別ウインドウで開く)


マンションの防災対策

 マンションにお住みの方は、地震発生時におけるマンションならではの初動対応や共用設備の使用等について確認しておきましょう。
 中京区役所において「マンション防災ハンドブック」を作成しています。他の行政区のマンションにお住みの方もご覧いただき、防災対策の参考にしてください。

 マンション防災ハンドブック (中京区)はこちら(別ウインドウで開く)

(掲載内容)
・ 地震発生時のマンションならではの初動対応
・ 災害時の共用設備
・ 家具の転倒防止対策
・ 食糧の備え
・ 断水時のアイデア
・ 災害時のトイレの使用方法  など

保険加入のすすめ

 万一に備え、自宅の修理や建替え費用を補償する保険・共済への加入を検討しましょう。
 また、地震に加え、水害を補償する保険・共済にも加入を検討しましょう。

お問い合わせ

京都市行財政局防災危機管理室

電話: 075-222-3210

ファックス: 075-212-6790

電話番号のかけ間違いにご注意ください!