京都市では建設局土木管理部土木管理課(電話:075-222-3568)が土木事務所で行う業務(道路の維持補修など)の総合調整などを行っています。
そして,各土木事務所では,市民生活に密接に結びつく道路,橋りょう,河川等の補修や改修,道路や水路の占用許可等の業務を行っています。
道路,橋りょう,河川等については,下記の連絡先にお問い合わせください。
土木事務所
業務時間:月曜~金曜8時30分~12時00分及び13時00分~17時00分(土曜・日曜・祝日は休み)
【休日・時間外のお問合せ先】土木事務所に電話をいただければ,夜間・休日緊急受付センターに電話が切り換わり,そこで応対します。
気象警報発表時には,市民の安心・安全を確保するために,土砂災害や河川の氾濫に備えて管内各所の監視に努めています。
また,万一災害が発生した場合には,迅速な応急復旧を行っています。
街区公園について,使用目的が幼稚園や保育園の運動会,ふれあいまつり,夏休み期間中のラジオ体操のためなど公園の管理上支障がないと認められる場合,公園の使用許可を受け付けています。
詳しくは,土木事務所までお尋ねください。
道路パトロール⾞や徒歩による巡回を⽇々⾏っており,道路の陥没,落下物の回収,防護柵・側溝ぶた・カーブミラーの破損等,道路や道路付属物の危険箇所の早期発⾒に努めています。
また,軽易なものについては,発⾒次第,その場で補修を⾏っています。
道路の⽼朽化,⾞両の⼤型化,交通量の増加に伴い,道路が破損され交通事故や通⾏障害の原因となることが多くなっています。
⼟⽊事務所では,迅速な補修を⾏うなど,適切な道路の維持管理に努めています。
市民の皆様からのご要望に対して,交通事情や立地条件を調査し,検討のうえ必要な道路付属物の新設及び補修を行っています。
スマートフォンから道路や公園等の損傷箇所を写真と地図で投稿できるアプリ「みっけ隊」を運用しています。投稿いただいた損傷箇所の対応状況はみっけ隊ホームページで御覧いただけます。
・「みっけ隊」ホームページはこちらです。(別ウインドウで開く)
歩道・車道の改修,路肩整備,交差点改良,河川改修など,さまざまな工事を計画的に行っています。
路面凍結防止剤を道路や橋などの凍結しやすい箇所に配置及び散布しています。
また,京北地域などの一部では除雪を行っています。
なお,近隣道路等の散布用に必要な方には,来所いただければ路面凍結防止剤をお渡ししています。
「京都市橋りょう長寿命化修繕計画」<改訂版>のHP(別ウインドウで開く)
我が国の橋りょうは,昭和30年代に始まる高度経済成長期に集中的に建設されてから50年が経過し,老朽化が全国的な課題となっています。
京都市においても,建設後50年以上経過した橋りょうの占める割合が他都市と比べて高く,老朽化修繕を効率的に進めていくことが大きな課題となっています。
国土交通省は,平成19年8月に米国ミネソタ州の鋼トラス橋が崩壊した事故を踏まえ,従来のような事後保全(大規模修繕や架け替え)から,定期的な点検で現状を把握し,早い段階で修繕を行う予防保全への転換を提言しています。
また,平成24年12月には中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故が発生し,老朽化する道路インフラが危機的状況にあると警告され,老朽化対策の本格実施を提言しています。
京都市では,こうした老朽化する公共施設の適切な維持管理を行っていくため,平成27年3月に「京都市公共施設マネジメント基本計画」(行動計画)を策定しました。
この行動計画の施設ごとの個別施設計画として,「京都市橋りょう長寿命化修繕計画」を位置付けました。本計画は,老朽化が進んでいる橋りょうの修繕を行うとともに,予防保全型の維持管理による「長寿命化」を目指し,今後の維持管理の考え方を示したものです。計画的に点検・修繕等を行うことで,費用の縮減・予算の平準化を図ろうとするものです。
平成23年12月に本計画を策定した時点では,橋りょうの点検途中でしたが,平成26年度に全橋りょうの点検が一巡し,京都市管理橋りょうの全容を把握できたことから,「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム(第2期)」の策定にあわせて,平成29年2月に内容の改訂を行いました。
「いのちを守る橋りょう健全化プログラム(第2期)」のHP(別ウインドウで開く)
京都市では,阪神・淡路大震災を踏まえ,平成7年度から緊急輸送道路の橋りょうや跨線・跨道橋の耐震補強を進めてきました。しかしながら,平成23年3月に発生した東日本大震災を踏まえ,耐震補強の更なるスピードアップが課題となっています。
また,建設後50年を経過した橋りょうの割合が高く,かつ高度成長期に建設したものが多いため,老朽化が急速に進んでおり,このまま対策を講じないと,近い将来,修繕・架け替えが集中し,維持管理費が急増することが課題となっています。
これらの課題解決には,対象となる橋りょう数が多いことから,多額の事業費を要することになります。
このため,平成23年12月に耐震補強と老朽化修繕を並行して進めることにより,効率的・効果的かつスピード感をもって取り組む「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム(第1期)」(平成24年度~平成28年度)を策定しました。
第1期プログラムでは,優先順位,取組目標を明確化し,緊急輸送道路の中でも他都市からの進入路線や市域の骨格ネットワーク上の橋りょう,損傷が特に大きい橋りょうを優先して取り組んできました。
第2期プログラムは,第1期プログラムに引き続き,平成29年度からの5年間の取組について,優先順位の考え方を明確にし,具体的な取組目標を定めるものです。
浸水予防緊急対策・普通河川整備プログラムについてのページはこちらをご覧ください。(別ウインドウで開く)
平成24年8月の京都府南部豪雨や頻発する局地的集中豪雨を受け,「市民のくらしを守る~河川浸水対策緊急事業~」として平成24年11月に補正予算を編成し,浸水を未然に防ぐための緊急対策を実施するとともに,治水安全度向上のための対策が必要な普通河川の整備プログラムを策定しました。
平成24年8月に宇治市等に大きな被害をもたらした京都府南部豪雨の浸水被害を受け,本市において実施した緊急点検の結果を基に,土砂の堆積などにより流下能力が低下している河川や,護岸補修が必要な計39河川について,浚渫,護岸の補修などの浸水予防緊急対策を実施し,平成25年7月末までに全て完了しました。
これらの緊急対策により,流下能力を回復させ,河川の安全性の向上を図りました。現在も各河川の特性に応じて必要となる浚渫,樹木の伐採等の計画的な維持管理に努めています。
No. | 河川名 | 対策内容 | 行政区 |
---|---|---|---|
1 | 天田川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
2 | 荒木川(天井川) | 護岸補修 | 西京区 |
3 | 有栖川 | 浚渫 | 右京区 |
4 | 出灰川 | 護岸補修 | 西京区 |
5 | 一乗寺川 | 浚渫 | 左京区 |
6 | 稲谷川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 右京区 |
7 | 院谷川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 右京区 |
8 | 梅谷川 | 浚渫 | 左京区 |
9 | 大谷川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 右京区 |
10 | 奥殿川 | 浚渫 | 右京区 |
11 | 小塩川 | 浚渫・護岸補修 | 西京区 |
12 | 小畑川調整池 | 浚渫 | 西京区 |
13 | 上里川 | 樹木の伐採等 | 西京区 |
14 | 北川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 西京区 |
15 | 鞍馬川 | 護岸補修 | 左京区 |
16 | 西芳寺川 | 浚渫 | 西京区 |
17 | 三宝寺川 | 浚渫 | 右京区 |
18 | 鴫谷川(天井川) | 護岸補修 | 西京区 |
19 | 静原寺谷川 | 浚渫 | 左京区 |
20 | 七間堀川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
21 | 社家川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 西京区 |
22 | 瀬戸川 | 浚渫 | 右京区 |
23 | 千丈川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 西京区 |
24 | 高瀬川 | 浚渫 | 南区 |
25 | 谷田川(天井川) | 浚渫・樹木の伐採等 | 西京区 |
26 | 第一疏水分線 | 浚渫 | 左京区 |
27 | 第二太田川 | 浚渫 | 左京区 |
28 | 第二疏水分線 | 浚渫 | 左京区 |
29 | 長代川支川 | 浚渫 | 左京区 |
30 | 七瀬川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
31 | 七谷川 | 護岸補修等 | 右京区 |
32 | 西羽束師川支川 | 浚渫・護岸補修 | 伏見区 |
33 | 納所川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
34 | 畑川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
35 | 日野川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
36 | 万千代川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
37 | 百井川 | 浚渫 | 左京区 |
38 | 柳戸川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
39 | 養斉川 | 浚渫・樹木の伐採等 | 伏見区 |
過去に浸水被害が発生した河川のうち,対策済及び既に対策に着手している河川を除く8河川について,治水安全度調査を行い,整備プログラムを策定し,整備を進めます。
ア 対象 普通河川8河川
宇多川支川(北区),泉川(左京区),竹田川(山科区),奥殿川(右京区),西ノ川(右京区),荒木川(西京区),谷田川(西京区),千代原川(西京区)
イ 普通河川治水安全度調査
現地調査・測量等を実施し,河川の流下能力の検討を行い,現状の治水安全度を評価しました。
ウ 普通河川整備プログラム
調査結果を基に,4つの項目(「沿川の浸水履歴」,「浸水被害の影響」,「治水安全度達成率」,「事業効果の発現時期」)から整備優先度を判定し,河川の特性を踏まえ,整備方針を3つのグループに分類。
エ プログラム策定後の取組
策定した整備プログラムに基づき,まずは,早期に対策可能な河川について,平成26年度から事業着手します。対策に時間を要する河川について,河川ごとに流域の特性に応じた中長期対策を検討します。
整備方針に係る3つのグループ分けについて