平成7年の阪神・淡路大震災では,都市直下地震がもたらした未曾有の災害に対し,多くの人々がボランティアとして被災地に駆けつけ,この年は「ボランティア元年」と呼ばれています。
その後,新潟県中越地震や東日本大震災,熊本地震,九州北部豪雨などの大災害における活動を通して,ボランティアは確固たる地歩を築くとともに,その活動も洗練されたものとなってきました。
ボランティアは大災害における復旧・被災者支援活動における多様なニーズに対して迅速に対応し,共助を助け,公助が至らぬところを担う重要な役割があります。
大災害時において,もはやボランティアを抜きにした復旧・復興活動は考えられないほど重要な役割を果たしています。京都市では,災害時にボランティアが活動しやすい環境の整備に努めています。
京都市災害ボランティアセンターは,災害時のボランティア活動が効果的に展開されるように,災害ボランティアに関する総合調整を行う常設型センターとして平成18年4月に設置されました。
平常時から災害ボランティアの受入環境の整備や人材育成等を実施し,災害時は,災害ボランティアの受入調整やコーディネート等を行っています。
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
京都市市民活動総合センター及び京都市福祉ボランティアセンター(ひと・まち交流館京都内)
「特定非営利活動法人きょうとNPOセンター」(京都市市民活動総合センター指定管理者),「社会福祉法人京都市社会福祉協議会」(京都市福祉ボランティアセンター指定管理者)及び京都市の三者をもって設置し,運営しています。
[平常時]
・関係団体等との相互協力関係の構築
・ボランティアコーディネーター等の人材育成
・災害ボランティア活動の普及啓発,情報提供及び調査研究
・他都市の被災地に対する後方支援
・区災害ボランティアセンターに係る連携・支援の推進
[災害時]
・ボランティアの募集,受入れ及びコーディネート
・関係団体等との連絡調整
・区災害ボランティアセンターの支援及び総合調整
・京都市のボランティア関係団体等への協力要請
(区災害ボランティアセンターについて)
市内で大規模災害が発生した際,被災地から最も近い地域で災害ボランティアの活動を効果的に行うため,災害状況や地域等の要請に応じ,各区において設置されます。
他都市で大規模災害等が発生し,災害ボランティアとして被災地で活動したい場合は,京都市災害ボランティアセンターにて派遣等の調整を行います。
大規模災害が発生した場合,被災地にて災害ボランティアセンターが設置されるのが一般的ですが,その災害規模により,災害ボランティアの参加要件(被災地当該市町村の住民限定など)等が決められる場合がありますので,まずは被災地災害ボランティアセンターのホームページ又は京都市災害ボランティアセンターのホームページをご確認ください。
また,災害ボランティア活動に参加する際の基本的な注意事項があります。
災害ボランティアに参加したい場合は,京都市災害ボランティアセンターの「お知らせ」・「ボランティア情報」を確認してください。
被災地等の災害ボランティアセンターからの災害ボランティア募集の有無等をお知らせしています。
京都市災害ボランティアセンターに一度ご相談ください。